[フォルカーの襟元に視線を向ける。少年の母親の形見であるブローチが無ければ若しかすると彼の方が危うかったのかもしれない。ブローチが彼を守ってくれたのではないかと思い]銀は人狼が嫌うんだっけ。……ブローチ、つけられなくても、離さないでね、フォル。[少女は彼の無事を願うからお守りとなるものを持つ事を望む言葉を口にした]