ん――……
そんなことは、ない。
[強いとの評価に、曖昧に声を返して視線を彷徨わせる]
狙われる、か。
それに関しては、大丈夫、とは言い難いけれど。
堕天尸も、すぐさまは、力の行使は出来ないだろう。
今までの間から見て、少なくとも、一日の猶予はあると思う。
……それに。
もし封じられたなら、内部から探ることも出来ようから。
[薬師からは、諌めるような言葉。
明滅するひかりも、同意を示すようで。
次いだ声には、ほんの少し、苦笑が滲んだ]
そうならないようには、心がける。
[そう言うと、会釈をして、*踵を返した*]