[名前を褒めてもらえた妖精は、えへへ、と嬉しそうに笑って見せる。ぱたり、揺れる翅から薄紫色が零れて消えた] 『うん、ちょっとびっくりするかも知れないから。 誰もいない時に、こっそり、ね?』[ポケットにしまわれる包みをみながら小さく伝える。ちなみに、食べると葡萄みたいなミルクみたいな不思議な味が、くるくるころころ変わっていくものだったりする。*]