百歩譲ることじゃないですよ。一歩も譲らずとも女じゃありません。男です。僕は修道士になるんですから。じゃあ、ユリアンさんと呼ばせて頂きます。[隠れている。そしてローザの言葉に、不思議そうに首を傾げた。少女めいた風貌は、更に性別を反転させたようにも見えるが]――?先生、彼女さんいるんですか?[なんとなく、目がきらきらしている。聞く気満々だ]