……あ…、時間、なんだ。[静寂を破った機械音声に、顔を上げ、立ち上がる。ケイジの手から離れた手は、どこか寂しい。もう片方の手には、いまだ慣れない銃の重み。食事を取っていないのに空腹は感じない。転寝しかしていない体は、休息できているのかどうか。どこか、ふわりとした足取りで部屋を出ていった。]