―― 第二階層 ――
[しばし、カタカタと端末を打つ音がする。
真面目に集中してやれば船員としての評価も上がるだろうに、そこらへんにはまだ意識がいかないお年頃]
…………んー、うー………
[ちょうど一区切りついたころ、大きく腕を上げてストレッチ。
この船に乗った後も、毎日の運動習慣は欠かしていない]
……あ。
[先ほどまで意識が時折向いていた第二階層の廊下に、女性の上級クルーの人影見つけた]
チーフ、休憩とってきまーす。
あ、休憩後はそのまま第四階層チェック行って来るんで。
[軽やかに、嬉しげに声をかけるとするりと扉を出て廊下に出た]
……どーもー、こんちはー。これから食事ですかー?