お礼って言われても…アタシはあんまり力になれなかったし。
ほしいものってのは思い浮かばないわねぇ…あ。
[結局きのこを一つしか捕まえられなかった自分はお礼とか申し訳ない気がすると遠慮しかけて、はたと浮かんだ考えに周囲を見回し]
ほしいものっていうか、お腹すいちゃったから。
よければ一緒にお弁当食べてかない?
こんな時間までかかっちゃったし、お茶は流石に冷めちゃったけど。
みんなで食べようと思って作ってきたから、食べてもらえないと余っちゃうのよね。
[途中から近くの木の根元に置いていたバスケットと水筒を持ってきて、マリオンと、ドロテアの傍に居る小さな妖精に誘いをかけた。
食べていく時間も無かったら、紙ナプキンに二人分を包んで押し付けるつもり**]