[リディが直前で手を止めるようならば、吐息のような溜息が落ちた。急く気持ちもわからなくはない、気になった問いかけは他の者達が言ってくれている。]……落とさないように、気をつけてくれ。[アーベルの声には、少しだけ毒気抜かれたように苦笑して。傍に居るブリジットにも目配せをしたか。一度だけ、彼女の手元に目を落としたが]…お嬢さんは手伝えそうか?[そう訊いた。]