[サキの手から放たれた円盤に、流星錐を手元で再構成して迎撃させる]
!
まさか遠距離だと!?
[カシュ。という音が聞こえた時、接近戦に持ち込み相手に打撃を与えると同時に爆発を生むか、もしくは打撃速度を上げるための機能が備わっていると予測したが、まさか円盤を打ち出すとは思っていなかった。
円盤を打ち落とした時に飛び散った破片が頬を切り裂く。その他の破片を回避するため一歩後退した時、ステップの音が耳朶を打つ]
く!
[元々、九尾の力は三分割されてしまっていて、しかもソレが得意とする力は別の地方へと飛ばされてしまっている。残っているのは雷を使う力と、知能だけ]
ならば次だ!
[流星錐を手元に戻すや、地面に向けて撃ちはなった。アスファルトが裂け、土砂が舞い上がる。その一瞬の目晦ましの間に、再度自分の複製を作り出すと、後ろに位置していたT字路を互いに逆方向へと走り出した]