[苛立ちを募らせかけた所に響いたのは、力ある咆哮。>>80
『場』の均衡を正そうとするそれは、属の共鳴と共に心の均衡をも織りなして]
…………。
[ふる、と首を振って、は、と一つ息を吐く]
……焦るな、慌てるな。
さっきはちゃんとできたんだ、だから、大丈夫。
[呟きに重ねるように、小鳥がぴぃ、と鳴く]
……力の源たるもの、精霊として。
均衡を領域となす、影輝のものとして。
俺は、ここでやるべき事のために、力を用いるんだ……。
[静かに紡ぐ言葉で気を静め、力を高める。
それから、改めて力に対して意識を向けて]