―→宿直室―[職員室までは誰と会うこともなく、鍵を引っ掴んですぐに廊下へ出る。再び2人と合流する頃には、完全に息が上がっていた。その息を整えながら鍵を差し込み、宿直室へは一番最後に入った。扉に近い位置で、先輩の様子を見守る]……はじまった。[掠れた声で呟く。動かない響を見る川島の目は、怯えというよりも、何処か思い詰めたような色をしていた]