―― 昨夜・広場 ――[人も少なくなりお開きかと腰を上げた頃合にイライダがやってくるのがみえた。篝火をぼんやり眺めていればマクシームが妹を連れて帰ると言う。火の始末を請け負って帰る者を見送った。片付けが済んだ広場。火の番をするかのように夜が更け空が白むまで其処にいた。夜が明ける前に篝火の台はそのままに土を掛けて一旦火の始末をすれば一人で住まうには少し広い家に帰ってゆく]