― 宿一階→厨房奥・自室 ―
はい。いってきます。
[行商人>>87に答えて厨房に入る。
父親がどうした?と首を傾げるけれど、なんでもないと手を振った]
あれは銀じゃないよ。
でも確か、配膳台の隣に飾ってあるセットは銀製だったような。
[持っておくのも良いかもしれないと、少女>>90の呟きに頷いた。
部屋の小窓のカーテンが薄汚れているのに気がついて、なんだか恥ずかしくなった]
うん。
雨の日に一緒に本読んだりもしたよね。
[あの頃はベッドに二人で座っても広く感じられたように思う。
そんな風には遊ばなくなってどれくらい経っていただろう]