目的は、同じみたいですね。[先程とは違い、どうにか敬語を紡ぐことが出来た。けれど心の内には多少の焦りが生まれる。相手の手には何かが握られていた。もし武器なのだとしたら、彼女にその気があるのなら、何も持っていない僕は、危険に晒されていることになる。僕は止めていた足をそろりと動かし、メーフィエとの距離は余り縮めないような位置を歩いて並ぶ武器の一部へと手を伸ばした]