……とにかく、このまんまにしとけないから、ちゃんと寝かせて。急いで、ポーラ姉んとこ、行こう。[ぐ、と拳を握って、開いて。自分に言い聞かせるように、やるべき事を口に出す。不安げな声を上げる相棒には、やや空元気込みの笑みを向け。眠り込んだ祖父母を寝室に運び、身体が冷えないようにちゃんと布団をかけると、改めて外へと駆けだした]