─ 3階・父の寝室前 ─[何にも支えられず震えていた身体が抱き締められる。触れたネリーにもその震えは伝わったことだろう。抱き締められて、ほんの少し震えは緩んだようだった]おと…さま……グスッ[背を撫でると共に紡がれる言葉>>95。喩え父がそうだったとしても、ヘンリエッタの心中は穏やかならざるもので。ただただ、ネリーの腕の中で泣き続けていた]