ユーディ。 可愛い友人に痛いところがないのなら、 ボクは安心だ──が、[ユーディの手が開いて握られる手を見る間だけ、レナーテから視線が逸れ、動きに違和感がないことを大きな目で確認して良し。と言うように深く頷き>>87] レナーテ。 ひとつ反論を増やす。 …。怪我なら、ふつうの道でもする。[レナーテに向き直り] ──。ウェンには、転ばない方法を書いた本がないかと 調べてもらうといいのかもしれない。[けれど、レナーテを見たままで、口にしたのはどうやらユーディの心配だった。]