[その頃の柴犬はというと]『……。』[後ろにいたもふらいおんとばっちり目が合ってしまいました。数秒間の硬直の後、先に動きだした――逃げようとしたのはもふらいおんのほうで]『あ、待て逃げんなこらっ!』[慌てて後を追いかける]