ねぇ、何か身を守れるようなものを置いてある場所、 誰か見つけなかった?[残された人はだれだれだろう?少なくても女性ばかりの部屋は、僕的には物騒に思えたから、出歩くことも気が引けて居残っている。ひとの死は、痛い。でもその痛みに浸っていられるほど、状況は安定していない。せめて弔いくらいする余裕が欲しいと思うけれど。そうも言っていられなさそうな現状に、僕はため息を吐く。]