―翌朝/ 部屋M―
あー、面倒をかけた、クレメンス先生。
……ごめん、ミハエラ。
[片方は直接。そしてもう片方の謝罪は扉越しか、それとも一方通行か。]
もうすっかり日があがってるな……
[吐く息はアルコール臭い]
[そして、クレメンスは見ているのか見ていないのか、ぼーっとした頭で、クレメンスには背を向けて、ベッド上の洗濯紐から、自分の下着や、シャツを手に取る。凍らず乾いているものを適当に着ていった]
[研究生という肩書き上、ひょろいと思われがちだが、それなりに仕事をこなそうとすると科学の探求は体力が必要で、均整の取れた体つきをしていた。
昔は傷など、尻の咬み傷だけだったが、今じゃ脇腹の跳弾で擦った傷や、最近うっかりしてできた腕の火傷跡などいろいろだった]
こんなゆっくりしてる、ってことは、人狼はもういねーのか?