─ 集会場 外 ─……それも、仕方ない。[あの状況じゃ、と姉の言葉>>99に苦笑を滲ませて。姉の視線が足元に落ちると、自分も茶猫に天鵞絨を向けた]ん、ああ。なんだか、落ち着いてないんだ。[朱花が花弁を開いてから、茶猫はどこか落ち着きない。その理由は知る術もなく、撫でられた猫を両手で抱え上げた。埋葬の方は、手が足りているようなら、手出しはしない。できる体力がない、とは、気づける者は気づいているだろうが]