─ 翌朝/個室M ─
酒臭ぇな、お前。
眠れなくて酒に頼ったか?
[人が死ぬことに抵抗を抱いていた青年。
精神的に参るのは用意に想像がついた。
目の前で着替えを始めるエーリッヒ>>99に短く嘆息して、終わるまで待つ。
自然、傷などが目に入るわけだが、そのバリエーションの多さに、何やってんだコイツ、と心中で突っ込んだ]
……人狼は多分、まだ居る。
こうなった場合、単独で行動していると聞いたことが無い。
[未だ居ることは身に刻まれた呪印が証明している。
けれど、断言してしまうと疑念の元になると思い、曖昧に返しておいた]
だが───昨夜襲われた奴が、居なかった。
[ポツリと零したのは、エーリッヒの無事が確認されたが故に判明したこと]