―聖堂―[呼ぶ声>>102に、頬に影落としていた睫が持ち上がる。菫色の双眸が立ち尽くすアーベルへと向けられた。] ……ん。 なんで、こんな事になっちゃうのかな。 なんで――…、エーリッヒが殺されなきゃいけなかったんだろ。[抱える思いが零れるように言葉になる。] ごめんね。 そんな事言われても、困る、よね。[ふるりと首を振り、胸元にある金色に視線を落とした。]