………。
[窓越しに、目を細めてよく凝らすと]
何か…庭でも人が倒れてるような…。
風邪、流行ってんのかね?
[眉を寄せた顔を、イレーネやクレメンス達に向ける]
シスターは、どこに運びますか?…おっと。
[既にイレーネは階段を降り始め、クレメンスはナターリエの部屋に歩き出していた]
わかりました。
…俺が作るとますます病状悪化させそうだから、材料くらいは出しておきます。
頼めそうな人がいたら、その人にも声をかけてみるし…
[さっきのイレーネに聞こえてくれてたら、器用そうだから美味いものができあがりそうだったなと心中で呟きながらも、運ぶクレメンスのためにせめてナターリエの部屋への扉を開けてそう答える。
入っていくのを確認すれば、ユリアンも階下へと降りるだろう]