─ 廊下 ─そうか…。[怪我が無い>>96と知り、ようやく安堵の息が零れ出た。傍に膝を突き、視線を合わせるようにすると、右手をイレーネの頬へと添える]どうしてお前が謝る。何も出来ていないのは、俺も同じだ。[一人殺して尚、広がる人狼の被害。食い止める方法は未だ見つけられておらず。娘の頬に残った紅を拭うように添えた右手の親指を動かした]ともかく、手と顔を洗いに行こう。[紅に汚れたままではいけないと、立ち上がり浴室のある方へと移動を促す]