─アコルデ家─
[あの時意識は常に相対していた侵入者にあった。
故に侵入者が体勢を崩したのが同僚の仕業とは気付くことが出来ず、また指が触れていなかったことなど知る由も無い。
思うように身体の動かぬ同僚を連れ、主の元へと向かう。
途中の問いには簡潔に答えておいた]
マイルズ様、お待たせしました。
中にはサイキッカーが。
あの炎も同様のものと考えて相違無いかと。
[ノブが居るのは目に入っていたが、まずは主へと報告し。
その言葉は図らずもノブの問いの答えになったことだろう。
主がノブにも声をかけ、移動を開始する様子に、その後に続く]