そりゃどうも、って言っとくか!
[>>106 銀糸を制しつつ返す口の端には、笑み。
大気を切り裂く銀糸は、標的を捉え損ね。狙った姿は、今は自身の上]
……ちっ! Erstarren Sie!
[伸びる三つの影の槍。
素早く紡ぐのは、銀の刃を硬糸へと変ずる言葉。
左へ振り切った右手を再度右後ろに引き戻してから、上へと振り上げる。
一本は勢いで弾いて、もう一本は糸を絡め捕らえる事で到達を遅らせつつ。残る一本は、左腕で直に受けた。
零れる紅、しかし、それに構う事はせず]
……疾風、閃刃!
[自らの周囲を巡る疾風に向け、短く命ずる。
それに応じて、気流の中から疾風の刃が赤へと向けて飛び立った]