― 中庭・木の傍 ―そこ、うっかり忘れるとこかよ![返ったベルナルトの言葉>>106に、ずびし!と突っ込むのは忘れなかった]大体、シアねーちゃんの道の繋げ方なんて、そんなもんに決まってんじゃんよ。学習しろよなあ。[やっぱり呆れた声で続けながら、濡れたコートをばさりと一度翻す。何がどう働いたものか、しゅう、と音を立てて霧が湧いて消えるとコートは元通りに乾燥していた]ふうん、腐れ縁ねえ…[面白そうな声音と、紅い前髪の向こうで、ちろり、と視線が動いたのはユーリーにも感じられたか]