あの、さ。[その空気を無理やり払うように、できるだけ明るい声で皆に声をかける。]友梨ちゃんたちも戻ってきたことだし、今度は私が外出てもいいかな。うちの部室の方、たしかレトルトとか置いてたはずだし…携帯コンロもあったかもしれないから、それも探しといた方がいいかなって。そんなわけで、誰か荷物もちに付き合ってくれる?[そう言って笑顔を向けた。それに返事をくれる人はいたろうか。]