[周囲が賑わってくれば少年は居心地が悪そうになり、表情を曇らせる。
外の空気でも吸おうかと移動しかけたところで入って来た機織りに、わ、と小さく声をあげた]
………エリザベート、さん。
[胸を押さえつつ名前を呼び、御辞儀をする。
何か言おうとする前にローザ>>119の声に遮られて口を噤みかけたが、ギュンターへの評価には眉根が寄った]
ローザさん………
そういう、言い方……は、その、…あまりよくない、と。
ギュン爺さまにだって、何か、考えが……あるんだと、思います。
………こんなに、人を集めるなんて、……よっぽどの、理由が。