─ 雑貨屋・店外 ─……ケイ、ジ、さん[かけられた声>>121に、ぎこちなく顔を動かす。その表情を隠す面に遮られても、気遣いは伝わって。呆然とした表情のまま、涙だけが零れた。]おじい、ちゃんが。名前、よばれ、なくて。わたし、ひと、殺して、しまって。[無感情な声で、壊れたように呟いて。硝子玉のように透き通った瞳に、ケイジを映して、ようやく。彼の服がさっきと比べ物にならぬほどの青に染まっているのに気付いた。]