─ 奥の部屋 ─[思考はまだ、半分も戻っていない。たから、無意識の呟きが広げた波紋など、気づくはずもなく]……ひぅ。[上がった大声>>116に、短く声を上げて身体を竦めた。腕を掴まれる>>117と、傍目にもはっきりそれとわかるほどに大きく震えが走る]……や……はな、して。[錯乱した意識は、掴まれることに対して拒絶を示すものの、力では圧倒的に負けている。腕を引かれて、引き摺られるように立ち上がり、部屋から出された]