[立てるかと、自分でも立てるかどうかわからず、アーベルに手をかけながら立ち上がるだろうか。エーファの姿はもうそこにはなく、先ほどまで見ていた夢のことが頭の中によぎり]エーファ……、エーファは…?[誰にでもなくそう尋ねる。アーベルが何かナターリエに質問していて、みんなが集まるにいたった経緯を知らない自分は言葉の意味がよくわからない。ただ、ナターリエが自分とエーファとを何かで見分けていたらしい程度に頭に残った]