にしても……参った、な[花の印を帯びたもの。その言葉を思い出して無意識に左肩に手が伸びた。熱と痛みを持った蒼い花。これが本当にそれだとして、いきなりそう言われたところでギュンターのような覚悟なんか出来るわけがない。第一、ギュンターの言う事が本当かどうか。ただ符合するだけの偶然じゃないのか……そう思えばまた肩が痛んだ。] やっぱり、ちょっと部屋で休んでくる。 何かあったら呼んで?[そう言って立ち上がる。鞄の中に痛み止めはあっただろうかなんて思いながら部屋へ向かおうと。*]