別に、褒めてねぇ……っつうか!
どーゆー解釈した、それっ!
[余計な一言に突っ込みを入れつつ。
糸が跳ね上げられる様に舌打ち一つ。
引き戻すには、時間が足りない、と判断して]
Halten Sie einen Faden an!
[糸に向けるのは、停止の言葉。
同時に靴を脱ぎ捨てる。現れるのは、獣の足。
人ならざる瞬発力で大きく後ろへと跳躍し、懐に飛び込まれるのは避ける]
……長々やり合うのは、分が悪いか、ね……。
さくさくっ、と決めていく、か?
[低く呟きつつ、力を失った糸を手首にしゅるり、と巻きつけた]