― 台所 ―[触れた毛並の感触>>124に目を細める。調子に乗って伸ばす指先で喉元まで撫ぜた、けれど。]…ライさん?[下がった眉は、何か隠しているように見えた。ローザへ向ける平穏な挨拶との違いに、じ、と見詰める。視線は合わないのだろうか。少し粘ってみる心算だが。]…。でも。皆無事なら、良いよね。[けれど、彼が裏に抱える考えを知ってしまったら、何と無く自分がダメージを受けるような気もした。結局、視線を外したのは此方だったのだろう。]