― 宿直室 ―ボクも信じられない。響が、こんな事になるなんて、信じたくない。[春の言葉>>130と姿が先ほどまでの自分と重なるような気がした。痛みを堪えるように柳眉を微かに顰める]春……。[毛布に隠れ見えなくなる友の顔。その姿を見詰めながら名を紡いだ]ボクにも、わからない。けど、――…これは現実で、響の命を奪ったヤツが未だ近くに居るかもしれない。[非常口で倒れていた響にまだ温度が残っていたことを思い出し抑えた声でぽつ、と呟いた]