─2F廊下─
……… え… ?
ころ、され… ぇ…、─…っ
─…わか、った。
佑も、そこに…いるんだね。
教えてくれて、ありがとう。
…私、行ってくる。桜子ちゃんも…一緒に、来る?
[春陽から告げられたのは、響が殺されたという現実で。>>132
受け入れ難いその言葉は、けれど、あの画面に書かれていたことだったから。
まさか、と、やっぱりが、ぐるぐる回ってしばらく何もいえなかった後、搾り出すような声でそう、春陽に言った。
肩にかけた鞄の紐を握る手も、顔面も白く血の気は引いていた。
桜子と繋いだ手からは堪えきれぬ震えが伝わったろう。]