─宿屋─そうかい、調子が戻ったなら何よりだ。そのうちここのテーブルクロスに刺繍入れてくれんかね?おめぇの細工は評判が良いしな。[頑張ったと言うゲルダに笑みを深めて。ちゃっかりと刺繍を頼みこんだり。そんな中、扉の開く音に視線をそちらへと向けると久々に見る姿があった]おー、アーベルじゃねぇか。久しぶりだな。今回はどうすん…………あ?[訊ねかけて、途切れた声にこちらも疑問の声を上げる。視線は目の前のテーブルに向かっているだろうか]