[その問いに答えはなく、腕をつかまれ引かれるままに宿を出た。誰かが引きとめようとしてくれるなら、心配しないでと無理に笑顔を作ってそれを留め。蒼鷹がついてきてくれるならば知らず安堵の表情を浮かべるが、ついてこなくても、大丈夫だから待ってて、と微笑んだ。そのまま詰め所へと連れていかれ、ダーヴィッドの骸と引き合わせられるも。]……っ…!!!!!![命を奪われたばかりの骸と向き合うのは初めてで。そこから流れ込む感情の強さに意識が一瞬遠くなった。]