…────、え。[差し出された髪飾りに、思わず目を丸くした。幾ら探しても見つからなかった髪飾り。それがどうして、カチューシャの手にあるのか] それ……、うん。 なくしたと、思っていたの。[何の気もなく、幼馴染の内心知らずに頷いた]