[自室にのこっていた酒瓶を半分ほどあけたところで、ふと窓の外に視線を向ける。 見える景色は悪くはない。 空をゆく鳥の鳴き声が聞こえた気がした。 ことりと酒瓶をテーブルに戻したところで、ノックの音と執事の声>>141がきこえて] あァ。ありがとさん。[椅子にだらしなく腰をかけたまま、扉の外へと声をかける。 入室を許可する言葉ではなくとも、声をかけたことで執事が中に入ってくることをしっているから動くことはなかった]