[皆でとのゲルダの誘い、自分は少し迷っていた。
誘われずとも、おそらくはライヒアルトと一緒にいるであろうアーベルをすぐに探しには行きたかったのだが……]
そっちは、二人で行ってきてくれよ。
アーベルが話さないってことは、私に知らせたくないことだったんだろうからよ。
[自分を抑えるように、銀の食器の前まで歩いていって]
なんてか、アーベルに……迷惑はかけたくないんだ。
[そう二人に笑いかけて]
ああ、二人とも銀のものもってるか?
なければどれか好きなのもっていっていいぞ。
ないよりは、ましだろ?
[そう皿とナイフとフォークの銀の食器セットを見せながら]
あるならこんなものいらねぇだろうけどよ。