― 現在軸 広間 ―
[>>139 特に何も、というゼルギウスに]
そっかー……先生が人狼の姿を見てかつ生きているんだったらいろいろ話は楽だったんだが、そんな都合のよいことはないんだな。
[>>142 クレメンスの言葉に、片眉を跳ね上がる]
人狼が、人狼を襲えない? 確かにゼルギウス先生は、リーチェを――
[そんな共感があった。子供の年頃のリーチェを手にかける、心臓に拳をあててぐりぐりされるような痛みをわかちあったと。でもそれは一方的だったのだろうか]
[だが一方で。自分の手段が距離を選ばないものだったからよかったものの。接近しなければならないものだったら、リーチェが何の抵抗もなく、殺されることはなかっただろう。そしてその場合、動けないゼルギウスは邪魔以外の何者でもない]
[口の中が乾いたのか、砂糖お湯に口をつけた]