─ 宿 ─
[『まぁな。色々運が良かった。俺だと悲鳴は気づきにくいからな。
ったく、なんであんな所だったんだか』
不幸中の幸いには>>138そうぼやく様な仕草を取る。
おそらくはたまたまなのだろうと思いながらも、つい零れた。
友人が>>139自衛団の気が立ってるとか言うのを聞けば、まぁそうだろうなとは顔に出る。
団の頭が殺されて、安寧としていられる組織では無い事は先刻承知だ。
『集まり切ったら、殺しあえと催告されるのかね。』とは友人に手早く伝えた。嫌そうな顔で。とはいえゼルギウスの物騒な物言いに>>145、そうされないだけマシかとは思いながら。]