[広場までそう離れているわけではなく。 ロランとキリルと一緒に戻る。 広場の中、倒れている人にかかる赤い布が視界に入る。 ――車椅子の背を握る手が震えた。 確認するのが怖いけれど、見たいと思うのも本当だったから。 ロラン>>145が案じるように腕に触れてくるのに、迷うように瞳が揺れる] ……う、ん……[小さく頷き。 それでも、と車椅子から手を離した]