[ウェンデルの問いには、ひとつ、頷く。それからブリジットの方を見て、口を開き] …だ、れデモ、い、いいつでも…み、見られなくて。 み見られル、ヒ、ひとカラ…[親しいからではなく、そうでないからでもなく。飲み終わったオニオングラタンスープの器を奥へ押して、机の上にロミをとミリィ、そしてブリジットの刺繍画を広げる。ブリジットはその肩に白く大きな鳥を止め、楽しげに笑っているものだった]