…ありがと。美味しそうだ。 でも私は、シスターのところに行かなきゃならない。 だから……、 [言いかけて言葉を切った。思案するように小首を傾げ、やがて硝子のような黒い瞳がエーリッヒへ向けられる] ナターリエがどこにいるか、知ってる?[共に動いてきたベアトリーチェもユリアンも知りはすまい。ゆえに問いは、エーリッヒへと向いた]