― パソコン室 ―
[女の子みたい>>134と思っていた事が春陽当人の口から紡がれると
ヒクリと微かに頬の筋肉が引き攣るような感覚。
図星を指されるかたちになり]
可愛い名前だよね、春陽く、……
[当人が言っているのだから良いかと思ったのだろう。
肯定の言葉を悪びれなく佑一郎が言った途端、鈍い音がした。
気付けば響の肘が佑一郎の脇腹を抉っている。
脇腹を腕で押さえながらじとりとした眼差しを響に向けた]
――…ッ!?
……ひーびーきー?
[青褪めた佑一郎をみる親友の眼差しは
自重しろ、と言わんばかりの冷ややかなものだった]