― 広間 ―[昨日も聞いた言葉を再び聞けば、宿主は泣きそうな顔になりながら]ボクも、エーリッヒさんと一緒に居たいよ。だけど……人狼なら、貴方を殺さないといけない。他の人には殺させたくない。『既に我が宿主の心は定まっておる』[宿主の声も、蒼花の声も、どちらも震えている。そこにあるのはけれど、役割を果たそうとする歓喜ではなく、想う相手を殺すことに対する絶望の色か]